糖尿病

HbA1c値の国際標準化について

今年初めて病院に行ってきました。
去年の12月の健康診断の結果を持参しての通院でしたが値の方もHbA1c値が6.4でしたので今のままの治療を継続するということで3分で終了でした。
待ち時間は相変わらずなのですがwそれだけ糖尿病の患者さんの数が多いのだろうということで諦めています。
治療の方は2ヶ月に1回が3ヶ月に1回ということになりましたので次回は4月。
順調にいけばHbA1cの値も5の後半くらいにはなるのではないかと思ってますが油断するとすぐに悪化してしまいますから気を引き締めて治療に専念しなければと思ってます。

 

 

表題の「HbA1c値の国際標準化について」ですが糖尿病の方や糖尿病予備軍の方には結構重要な記事なので紹介したいと思います。

 

現在の糖尿病のボーダーラインはHbA1c6.5%以上となっていますが、この値はJDS値と呼ばれる日本独自の表記となっています。
これを国際標準のNGSP値に換算するとHbA1c6.1%となり、実質0.4%低い値でも糖尿病判定されるということになります。
ここで注意しなければならないのはJDS値からNGSP値にかわった場合は自分の健康診断等で示されたHbA1cの値が前回よりも低くなったとか改善したということではないと言うことです。

 

例えばJDS値で測定した前回のHbA1cの値が6.5%だったとします。
今回NGSP値でHbA1cの値を測定したら6.4%だった。ぱっと見0.1%改善したように見えますが、これはあくまでもNGSPで計測した場合の値です。
この値をJDS値に治すとHbA1c6.4%(NGSP値)⇒HbA1c6.8%(JDS値)と0.4%高いことになり、実際は悪化していることになります。
この辺を勘違いして糖尿病が良くなったと思うと大変なことになってしまいます。

 

このNGSP値での表記は医療機関や個人の混乱を招く可能性があるということで実施は13年度以降らしいのですが今から頭の片隅にでも入れておいた方が良いかもしれません。

 

 

【HbA1c値の九九際標準化について以下の記事参照ください】

 

日本糖尿病学会は、1年後をめどに、診療や健康診断などの日常臨床におけるHbA1c値の表記を、現行のJapan Diabetes Society値(JDS値)表記から、国際的に使用されているNational Glycohemoglobin Standardization Program(NGSP)相当値に表記を変更することを発表した。
5月27〜29日に岡山で開催された第53回日本糖尿病学会年次学術集会の期間中に日本糖尿病学会が発表した。

 

今学会で日本糖尿病学会は、7月1日から糖尿病の新しい診断基準を施行することを発表した。
この新診断基準のポイントの1つが、HbA1c値を補助的な診断項目から格上げして診断項目の1つとして取り上げたことだ。
「HbA1c6.5%以上」を糖尿病型とする。ただし、HbA1c値を盛り込むのと同時に日本糖尿病学会として解決しなければならない問題がある。それがHbA1cの国際標準化だ。

 

新診断基準に盛り込まれている「HbA1c 6.5%以上」の6.5%は実は欧米を中心に用いられている測定法で出された“NGSP値相当”だ。
しかし、現在日本で使用され、日常臨床での検査結果用紙などに書かれているのは、日本の独自の測定法によって出されたJDS値。
JDS値とNGSP値には0.4%差があり、NGSP値の方が0.4%高いため、新診断基準に盛り込まれるHbA1c 6.5%(NGSP値)とは、これまで日本で使われてきたHbA1c(JDS値)として表記すると6.1%になる。

 

HbA1c(NGSP値)は欧米や中国、韓国など世界的に使用されており、「日本から発表される臨床研究や臨床試験、疫学研究などの結果を見た海外の医師から、同程度の糖尿病患者を対象としていても、『日本では軽症患者を対象としている』『日本人の糖尿病患者は(HbA1c値から見ると)軽症だ』などと指摘されてきた」(日本糖尿病学会理事長の門脇孝氏)。
また、国際共同治験などを行う際にも齟齬が生じることが問題だった。
そのため、今回の診断基準の改訂で、今後日本でもHbA1cを国際的に広く使用されているNGSP値に換算して表記するという決断に踏み切った。
ただし、HbA1c値の測定方法はこれまでと変わらず、JDS値として得られた値に機械的に0.4%を足してHbA1c(NGSP値)として表記する。

 

表記法の変更時期は、学会発表や論文発表については、糖尿病の新診断基準が施行される7月1日に、同時にNGSP相当値に移行する。
日常臨床での表記については当面従来通りで変わらず、1年以内をめどに全ての表記を完全に移行させたいと日本糖尿病学会では考えている。
糖尿病関連検査の標準化に関する委員会委員長の柏木厚典氏(滋賀医科大学)は、「JDS値で表記されたHbA1cは世界に先駆けて精度管理が進んでいるが、国際治験や海外論文を書いたり読んだり、日本の研究結果を発表する際に支障が出ていることから、残念だがNGSP値に合わせることにした」と話す。
今後はJDS値とNGSP相当値の表記に混乱が生じないように変更点を積極的に周知し、理解を促進されるようさまざまな活動を行う。基本的には、混乱を防ぐために、診療や健診の場で、NGSP相当値とJDS値の両者の値を併記するのではなく、NGSP相当値だけを用いるように変更する。測定機器の設定や診療現場の対応に時間がかかるとみられるため、正式な切り替え時期は未定。メーカーや現場の対応状況を見ながら、別途切り替え時期を発表する。学会期間中に日本糖尿病学会が開催した記者会見の場では、「臨床現場で混乱が生じないよう十分な準備を行う。表記の切り替えは1年後をめどとするが、2年を超えることはないように実施する」(門脇氏)
ただし、柏木氏は「数ヶ月はNGSP相当値とJDS値の両方を併記するなど、移行期の特別な措置は必要かも知れない」と慎重に検討していく考えを示している。

 

(日経メディカル別冊編集)

 

少し前までは自分の血糖値がいくらだということで一喜一憂していましたが、血糖値は測定時の体調や環境でも変わってきますので血糖値が高い…即糖尿病と言うわけではありません。
色々な測定値から判断することになりますが、現在一般的な糖尿病の判断はHbA1cの値となりますので、もしこの値が健康診断等で悪い判定を受けた場合は早急に専門医で見てもらった方が良いと思われます。

 

糖尿病は悪くなることはあっても完治する病気ではありません。
いかに上手く病気と付き合い合併症にならないようにするか。これが一番大切な病気です。